美味しそうな「映える」料理写真を撮る!

美味しそうな「映える」料理写真を撮る!

上の写真はスマホ(iPhone7)で撮影しました。普段机で使っている1500円くらいで買ったLEDスタンドが照明です。
撮影に使ったその他アイテムはすべて100円ショップで購入。
撮影環境はノートパソコンで仕事をする程度のスペース。
しかも撮影したリンゴも100円ショップのダミー(偽物)です。

今回から数回に分けて飲食店のメニュー用や、インスタ向けにも使える、「スマホで簡単に、美味しそうな写真を撮る方法」を解説いたします。

みちのくグラフィックスでは岩手県内の飲食店を数百店舗撮影させていただいております。
私たちが普段、料理雑誌やHP用に撮影しているテクニックを、撮影初心者の方が「スマホを使い、お金を掛けずに撮れる」事に重点を置き、説明したいと思います。

 

基本は逆光!

料理写真は、携帯でも一眼レフでも逆光が基本。
ここがみなさん勘違いされるところです。
撮影に伺った時に、「え、照明は正面からじゃないの???」となります。

撮影の位置関係

基本的にテーブルの上で料理や小物を撮影する場合は、照明は撮影するモノの奥側から光が当たる位置関係で撮影をします。
その基本に追加して、より良く見えるように調整していきます。

晴天(つよい光)より曇りくらいの光量で。

晴天曇り

料理写真撮影で飲食店に伺って良く聞かれるのは「簡単にキレイに撮るコツは?」
その際に、必ず「逆光が基本です。料理の後側から光を当てます。」とお答えしています。
「逆光」という言葉だと完全な真後ろから100%の光をあてるようなイメージに聞こえるので、「後、斜め上からうす曇りぐらいの光で」という説明になります。

フラッシュはなし!

真正面(順光)から強い光を当ててしまうと、正面から見たときの影がなくなり、立体感のないのっぺりとした絵になってしまいます。
スマホやコンデジで撮るときには、間違っても本体のフラッシュを使ってはいけません。

強い光、弱い光を使い分ける

立体感を出すためにには影をコントロールしなければなりません。
光と影をコントロールして、明るく光っている部分と暗く影になっている部分をコントロールすることで立体感が産まれます。
適度な影と反射して光っている部分とが、立体感やシズル感を産みます。その最適な光の設定は、後方斜め上45°くらいという事になります。

強い光は影が強く濃く、くっきりと出ます。
そうすると写真全体が固いイメージになります。
また明るい部分は白く飛んでしまい、明るい領域の階調(色の濃淡)がなくなり、食べ物表面の質感まで失われます。

夏のビーチでカンカン照りの時に食べる料理とか飲み物だったら、強い光でも雰囲気が伝わって良いかもしれません。
そのような「狙い」だったら良いのですが、標準的には曇りくらいの明るさが良いでしょう。
少し暗いぐらいであれば後から明るく補正すれば良いのです。

強い影

太陽光でも同じ

自然光(窓から入ってくる光)でも考え方は同じです。
天候の良い日の強い光そのままだと強すぎますから、レースのカーテンを引くとかブラインドなどで調整してあまり強すぎないように光りをあてます。
この時も位置関係はテーブルの上の料理の後方が窓になるように位置を調整します。

太陽光の方向(被写体と撮影者の位置関係)と明るさ(レースカーテンやトレーシングペーパーなど)の調整で、かなりキレイに撮影できると思います。
窓から入ってくる自然光で丁度良い環境が整えば照明などを用意しなくても撮影できるのですが、撮影するのが夜であったり、もともと太陽光が入らない立地だったりも多いのが実情です。
照明を使う方法をマスターしておいた方が良いでしょう。

太陽光の場合照明を使う場合

手前側の補助に白い発泡スチロールパネル

発泡パネルなし
発泡スチロールパネルなし
発泡パネルあり
発泡パネルスチロールパネルあり

 

後側からだけの光源だと手前側にキ光が廻らない(足りない)場合もあります。100均で売っている発泡スチロールのパネルなどを立てて、足りない光を補います。(いわゆる発泡スチロールパネルのレフ板です。)
料理1皿程度の撮影であれば、それだけで手前側は充分です。

たった1枚か2枚のパネルで手前側が暗いのを補ったり、程よいテカリが増えたりしてシズル感がでます。
ダンボールにコピー用紙を貼っただけでも同等の用途に使えます。

まとめ

料理写真を撮る時の照明は基本的に後方斜め45°くらいから
スマホやコンデジのフラッシュは使わない
基本的に光の強さは薄曇り程度で良い
手前が暗い時は発泡パネルをレフ板に

次回以降は撮影のより詳しい説明や、アプリで画像を調整する方法などを紹介いたします。

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