パソコンやスマホでホームページがきちんと表示されない、動作が遅いという時はありませんか?
その原因にキャッシュが関係している可能性があります。
パソコンやスマホを買ってから、データ整理をした記憶がないという場合には、キャッシュの削除を試してみてください!
動作に問題がなくても、定期的にキャッシュを削除することで、安定してインターネットを楽しむことができます。
そこで今回は、キャッシュについて紹介させていただきます。
キャッシュって何?
キャッシュとは、インターネットで見たことがあるホームページを、一時的に保存しているデータになります。
何のためにデータを保存しているかというと、同じページを開くときにより早く表示するためです。
画像など容量が大きいデータが使われているページは、読み込んで表示するまでに時間が掛かります。
そこで、見たことがあるページのデータを保存しておくと、読み込むデータが少なくなり早く表示することができます。
キャッシュは一度読み込んだページのデータを保存し、すぐに表示する機能です。
光回線などの通信インフラの高速化、デバイス性能の向上により、ページの読み込みが遅いと感じることは少なくなりました。
通信速度が速くなっても、見たことがあるページは、このキャッシュのお陰でより早く表示されているのです。
ホームページを更新したのに反映されていない!という場合も多くの場合がこのキャッシュされた古いデータが表示されているためです。
PCでキャッシュを利用しないで読み込む方法
ホームページを更新したのに、何も変わっていないという場合があります。
まずキャッシュの影響がないかを考えてください。
新しいデータを読み込まず、以前のキャッシュで表示されているため、古いまま更新されていない可能性があります。
そこで、ブラウザのキャッシュを利用せずに、データを読み込む方法があります。
ホームページを開き、次のショートカットキーを押してください。スーパーリロードといわれています。
- Internet Explorer・Firefox → 「 Ctrl + F5 」
- Google Chrome → 「 Ctrl + Shift + R 」
「 F5 」はページの再読み込み(リロード)のショートカットキーなので、「 Ctrl 」を押しながらリロードする形です。
Google Chromeは、他のブラウザと違うショートカットキーになります。
キャッシュを削除してもいいの?
キャッシュはデータを一時保存する機能なので、沢山残してしまうと保存領域やメモリを圧迫します。
キャッシュを溜めすぎた結果、逆にブラウザの動作が遅くなってしまうこともあります。
また、キャッシュはずっと残ったままではありません。
利用しているブラウザや利用頻度によって様々ですが、一定期間を過ぎたり、一定容量を超えたら自動的に消えていきます。
キャッシュはページのデータを一時保存しているだけなので、削除しても問題ありません。
全て削除すると読み込みが遅くなるかもしれませんが、ブラウザが新たにキャッシュを溜めるので、よく見るサイトはまたすぐに表示されるようになります。
不具合が発生する前に、不要なキャッシュを定期的に削除することも大事です。
キャッシュの削除方法
キャッシュの削除(キャッシュクリア)方法は、ブラウザごとに操作が異なりますので、次の手順でキャッシュクリアを行ってください。
特にスマートフォンは、キャッシュを多く溜めておき、通信量を抑える仕様になっています。
ブラウザが突然終了したり、動作がおかしいと感じたら、キャッシュクリアを行ってみましょう。
Internet Explorerのキャッシュクリア(Windows)
Internet Explorerを開き、右上にある「ツール」アイコンをクリックします。
表示されたメニューの中から、「インターネットオプション」をクリックします。
インターネットオプションがポップアップ表示されますので、全般タブの閲覧の履歴の中の「削除」をクリックします。
閲覧の履歴の削除の上から2番目にあるインターネット一時ファイルおよびWebサイトのファイルだけにチェックを付け、「削除」をクリックしてください。
他の項目にチェックを付けると、ブラウザに記憶されていた必要な情報まで消えてしまい、全てのサイトでログインし直さないといけなくなったりします!
Google Chromeのキャッシュクリア(Windows & MacOS)
以下はWindows版Chromeの操作方法です。
Google Chromeを開き、右上にある「Google Chromeの設定」のアイコンをクリックします。
表示されたメニューの中から「設定」をクリックします。
新しいタブで設定画面が表示されますので、下にある「詳細設定」をクリックすると、更にメニューが表示されます。
プライバシーとセキュリティの中から、1番下にある「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。
閲覧履歴データを消去するのメニューがポップアップ表示されます。
詳細設定の中から、キャッシュされた画像とファイルだけにチェックを付け、「データを消去」をクリックしてください。
MacOSでも環境設定→プライバシーとセキュリティの中から「閲覧履歴データを消去する」を選択する事で同様の操作が可能です。
iPhone(Safari)のキャッシュクリア
iPhoneのホーム画面を開き、「設定」をタップします。
設定メニューの中から、「Safari」をタップします。
Safariの「詳細」をタップし、続けて「Webサイトデータ」をタップします。
下にある「全Webサイトデータを削除」をタップすると、キャッシュが削除されます。
スマホの場合はアプリをダウンロードするのもお勧めです。
キャッシュを簡単に削除できるほか、最適化など他の機能が付いているものも多いです。
キャッシュクリア機能があるアプリをApp StoreやGoogle Playから入手してください。
- 長持ち節電バッテリー 快 -KAI- for iPhone ・・・・・ App Store
- Clean Master ・・・・・ Google Play
まとめ
キャッシュは、見たことがあるホームページのデータを、一時的に保存してすぐに表示する機能です。
ホームページの更新をしたのに反映されていない!?という場合の多くはブラウザのキャッシュが原因です。
キャッシュ自体は削除しても問題ありません。
溜めすぎるとデータ残量が減ったり、ブラウザの動作が遅くなることがあるので、この様な症状があったときはキャッシュを疑ってみましょう。
スマホの場合は、簡単にキャッシュクリアを行うことができるアプリもお勧めです!